BANQUET
DIRECTOR

ブライダル業界に、興味がなかった。
知らない世界がより興味深い。

  • 横浜迎賓館
  • バンケットディレクター
  • 藤木 涼輔 2021年入社

大学時代、やりたいことがわからず迷っていたときに就活セミナーに行き、目に留まったのが、“BP”でした。賑やかで、楽しそうな雰囲気だったんですよね。「なんだろう?ちょっと行ってみよう!」と思い、立ち寄ってみたんです。

正直ブライダル業界のことは全く知識がなく、考えたことすらその時までなかったのですが、話しを聞くうちに純粋に「楽しそう」と思いました。そしてさまざまな企業のブースに立ち寄った中でも、BPの人事スタッフのみなさんが話しやすく、フレンドリーかつ丁寧な対応でとても良い印象を受けたことがきっかけです。
就職活動の軸として大切にしていたことは、二つあります。ひとつは、人間関係と職場の雰囲気。ふたつめが、自分自身が取り組んだことへの達成感を得られること。
この軸をもとに、ブライダル業界の話しを聞いたとき、当てはまっているなと感じていました。初めて耳にすることばかりで、知らない世界だったからこそ、楽しそうと特に興味が沸いたこともあるかもしれません。

大学生時代は、個人経営のアットホームな居酒屋でアルバイトをしていました。スタッフとお客様との距離も近く、会話ができることが嬉しくやりがいに感じていました。
その1回1回の「ありがとう」という気持ちがさらに大きいものが、ブライダル業界なんだろうと感じて惹かれていきました。

選考を受けた会社は、ガス会社・信用金庫・薬品会社と、多種多様。
内定もいくつかいただいた中で「本当にやりたいことなのか」「達成感は本当に生まれるものなのか?」と自問自答し、ブライダル業界に進みたいと心から感じてBPを選びました。
ブライダル業界、特にBPは、各セクションのプロフェッショナルで構成されており、まさに一つのバトンを繋いで、結婚式を創っていくことにも魅力を感じていました。
だれかに対して何かをした際に得られる達成感はもちろんのこと、学生時代部活で野球をしていたこともあり、チームプレーが好きなんですよね。
結婚式を創り上げることが、そのチームプレーとも共通点を感じました。そして、結婚式を創りあげる上で、最後のバトンを受け取るのが、現在担当しているバンケットディレクターの仕事、役割だと思っています。
まさに、最後の砦。ウエディングプランナーをはじめ、さまざまなセクションからバトンを引き継ぎ、お客様に「ここで結婚式を挙げてよかった!」とご満足いただけるよう取り組んでいます。

自信に繋がる、お客様との出会い。
これまでも、この先も。

特に印象深い嬉しい出来事は、担当をしたお客様が、結婚式の翌日に早速会いに来てくれたことです。
結婚式の数日前におふたりに初めてお会いして、ウエディングアイテムをお預かりした時から、とても気さくに話してくださるご新郎ご新婦で、会話も弾み非常に盛り上がる時間を過ごしました。
ご新婦の好きなことを叶えたい、というご新郎の強い想いを感じ、ご新郎と一緒にご新婦にとってよりよい時間となるよう、結婚式当日も常におふたりの傍でサポートをしながら、一緒に結婚式を創り上げていきました。
その日は、2組目のウエディングパーティも担当していたこともあり、お開きの際にしっかりご挨拶はさせていただきましたが、お帰りの際にお見送りをすることができない状況でした。

そうしたところ、その結婚式翌日、『挨拶できなかったから遊びにきちゃった!』と、おふたりが早速会いに来てくださり、手紙を書いてきてくれました。
『当日を迎えるまで不安もあったが、会場責任者として藤木さんがそばにいてくれたので、安心して過ごせました。』と。
写真も一緒に撮りたいと言ってくださったのも、とにかく嬉しくて。「自分のやってきたことは間違えではなかったんだな」と感じることができました。実は、その日から、同結婚式場内のメインボールとなるこれまでの倍くらいある大きさのパーティ会場へと担当が変わる状況で、朝から緊張もしていたのですが、会いに来てくださったことが自信にも繋がり、「新たなパーティ会場でも頑張ろう!」そんな気持ちが益々芽生えた瞬間でした。他にも、当式場では、結婚式が終わったあと、お食事をゆっくりお召し上がりいただきながらスタッフとも会話を楽しんでいただけるような、サンクスパーティというお食事会を開催しているのですが、担当したお客様がまた帰ってきてくださり会えることも楽しみのひとつです。

結婚式がお開きとなり、お見送りした際に「横浜迎賓館で挙げてよかった!もう1回、結婚式挙げたい!」と言ってくださったおふたりでした。そんなおふたりが、そのサンクスパーティに参加してくださり、ご新郎が、『藤木さん!すぐまた来ちゃった!友達になりたい!』と言ってくださり、握手を求めに来てくださったことも嬉しかったですね。
ご新郎に、『藤木さん!藤木さん!』と気に入っていただけることが有難いことに多くて。
さまざまなご新郎ご新婦がいらっしゃりますが、いかにおふたりに心地よい空間を提供できるかということを常に大切にしています。
例えば、話しをするのが好きな方であれば、聞き手に回る。逆に、話すのが少し苦手なおふたりであれば、話しを自らしながら、おふたりが話しやすい空気感をつくることを徹底しています。

“興味がない”から、スタートした想い。
その先に得られた、達成感とやりがい。

これまで大変だったこともたくさんありますが、分からないことは、出来るようになるための手段として、自ら先輩たちに聞くようにしてきました。
さまざまな意見ややり方、アイディアは、自分の引き出しにしていく。
引き出しはたくさんあった方いいと思っています。
困ったときの解決策にも繋がると考えています。だれかのコピーとしてではなく、しっかりと自分で責任をもって判断ができるように。
この考えを持つようになったのは、高校時代、野球部80名のキャプテンとして取り組んだ経験が大きいですね。部員数がとにかく多く、ひとりでは管理しきれない状況。野球部としても、部員にとっても良き形となるよう、様々な人に話しを聞いて、周りの方にもたくさん助けてもらい、常に一番ベストな手段を選択してきました。自然に身についた考え方であり、行動で、今でもこの経験が活きています。
また、たくさんのアルバイトスタッフにも支えてもらっています。仲間のスタッフたちがいるからこそ、結婚式が成り立つ。みんなにとって、話しかけやすい雰囲気というのものを大事にしており、実はプライベートでも仲良しなんです。相談ごとをすると、『藤木さんのためなら…!』と、大変な時に助けられることも多く、支えてもらっているなと日々感じ、感謝しています。振り返ると、もともとは興味がなかったブライダル業界。そこからブライダル企業に入社し、バンケットディレクターという道に進み、今、感じることは、「めちゃくちゃ楽しい!」です。これまで経験したことがないくらいやりがいがあり、担当するパーティ会場であるバンケットの規模も、自分自身の成長と共に、大きな規模を任せてもらっており、達成感を感じています。

「完璧」はない。
さらなる顧客満足を目指して。

ただ、まだまだ足りないと感じることもあります。
この仕事には、ある意味「完璧」というものがないのではとも思っています。
満足をしたか、しないかを決めるのはお客様。だからこそ、常に、もっと何かできたのではないか。現状に満足せず、驕らず、高みを目指して、よりお客様にとってよい時間をお過ごしいただけるよう、取り組んでいきたいと思います。
バンケットディレクターとして、周りのスタッフや上司から、「藤木に任せられれば安心だな」と思っていただけるよう、頼られる存在になりたいです。
自分では自分の成長にあまり気付けていなかったのですが、尊敬する先輩、上司の方に「入社当初より、遥かにレベルアップしてるね!と言われたこともとても自信に繋がっています。これからさまざまな経験を積み、成長した先にある未来として、自分の思い描く運営ができる力があるゼネラルマネージャーを目指したいという想いがあります。全く興味がないところから、BPに入社したきっかけとなったのが、人財スタッフの存在でもあるため、将来的に人財セクションにも興味があります。自分自身も、だれかの人生を変えるきっかけになれるよう、ブライダルの仕事の魅力を伝えられる存在になりたいです。

週末の疲れを整える。
仲間と共に、成長できる時間を。

プライベートでは、一緒に働く仲間たちと、週末が終わると、サウナ部と称し、疲れを癒されに行っています。まさに週末の疲れを整える時間。
後輩のスタッフがサウナ好き、ということで企画するようになり、徐々に人数増やしている最中です(笑)疲れを癒すだけでなく、週末の反省会や良かったことなどを共有することでコミュニケーションの図ることができ、自他共に成長している過ごし方になっていると感じています。

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