WEDDING REPORT

ドレスを身にまとった瞬間、ふわっとこぼれる新婦の笑顔。
緊張というより、心からこの日を楽しみにしていたことが伝わってくる、やわらかくてあたたかな表情。
鏡越しに映る姿はどこか凛としていて、“花嫁になる”その時間さえも、かけがえのないワンシーン。

ファーストミートの瞬間、新婦は終始とびきりの笑顔。
明るくて幸せいっぱいの表情、そんな新婦の姿を目にした新郎は思わず涙。
それを笑顔で見守る新婦の姿は、おふたりらしさがあふれる時間に。

末っ子としてたくさんの愛情を受け、笑顔いっぱいに育った新婦。
男兄弟の末っ子として、時に厳しく、でもその何倍も温かく見守られてきた新郎。
そんなふたりが歩むバージンロードには、これまでの人生の歩みが静かに重なります。
感謝の気持ちを胸に一歩ずつ進むその姿に、ご家族のまなざしも自然とやわらいでいきました。

「育ててくれてありがとう」
その歩みに、ふたりの想いと決意がそっと込められていました。

3フロア吹き抜けの大階段に主役のふたりの姿が現れると、
ゲストから大きな拍手と歓声がわき上がり、祝福の花びらが空を舞います。
終始笑顔の新婦。緊張の解けた新郎のやわらかな表情にも、おふたりらしさがにじみ出ていました。
天井まで届く開放感と差し込む光に包まれたその瞬間は、まるで映画のワンシーンのよう。
クラシカルな階段に笑顔と祝福が響き合い、誰の心にも残る“王道”の祝福シーンとなりました。

ゲストには、いつものように気取らず楽しんでほしい。
そんな想いで選んだのは、オープンキッチンやテラスがある開放感あふれる会場。
パーティは料理やお酒を囲みながら、笑顔が広がり自然と距離の近いアットホームな時間に。

おふたりが大切にした“家族への感謝”は、演出にも。
尊敬する新婦のお姉さまと義兄にお願いした「お手本バイト」では、仲睦まじい姿に拍手が送られました。
そしてクライマックスに、ご両親への感謝の手紙。
言葉に込めた想いが静かに会場を包み、
目に涙を浮かべながらもふと笑顔を見せる親御様の表情が、心に残るワンシーンとなりました。

白地に咲いた小花柄が、夏の光にやさしく映える新婦のドレス。
フェミニンで上品な印象に、やわらかさの中に凛とした芯を感じさせる美しさが引き立ちます。
その表情には、晴れの日を心から楽しむような明るさと、穏やかな幸福感がにじんでいました。
新郎はカーキのタキシードをさらりとまとい、夏らしい爽やかさと程よい抜け感をプラス。
ナチュラルで洗練されたふたりのコーディネートが美しく調和していました。